第19章 泡の魔法はもう解けた●
「映画…終わっちゃったね。」
「そうですね。」
キスに夢中になっていたせいか映画は終わり、エンドロールが流れていた。
その曲を聴きながら再びキスをする。
至福の味をもっと感じていたかった。
佐久間さんの両手は、ゆっくりと私の胸を刺激し始めていた。
あまりにも優しい手つきで乳首を転がす。
もっと強く揉みしだいても良いのだが、佐久間さんの手つきはどこまでも優しい。
そのせいか、私の乳首はすぐに硬くなる。
感度が高まる乳首を指先で刺激された。
「…んっ。」
口からは、いやらしい声が漏れそうになってしまう。
丁寧に丁寧に時間をかけて愛撫された私の胸は、ほんのわずかな刺激にさえも耐えられぬほどになっていた。
「もっと下も触りたい。」
「…良いですよ。」
「すごく濡れてるね。」
佐久間さんの細長い指は、私の秘部の割れ目をなぞる。
浴槽のお湯の中ですら、私のねっとりとした愛液に気付かれてしまうなんてと…恥ずかしさで顔が赤くなってしまった。
そんな私の反応を楽しむかのように、佐久間さんは私の秘部の突起を指先で転がす。