• テキストサイズ

【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第18章 同じ数の月を見ていた


「でも、倉田理子は知ってます。
神田美咲とダブル主演で医療系のドラマをやっていましたよね。
そのドラマは毎週チェックしていました。」

「あのドラマも面白かったですよね。
主題歌はアイヴィーでしたし。」

「続編を期待してるんですけど…。」

「そうですね、僕もまた観たいです。
実は神田美咲の方が好きなんです。」

「私もです。凛として素敵ですよね。」



こうして田辺先生と共有出来る話題があって良かったと思う。

倉田理子が教師役の学園ドラマも是非、観てみたい。

いつものお酒が美味しく感じるのは、きっと隣で微笑む田辺先生のおかげだろう。



初めての男友達。



盛り上がる私達に、尾崎君は新しいお酒を作ってくれた。



「そういえば、橘先生はどうして教師になったんですか?」

「私は…数学が嫌いじゃなかったからです。」

「“好き”じゃなくて“嫌いじゃない”?」

「そうです。つまらないですよね。」

「いえ、斬新で良いと思います。
その考え方。」






/ 768ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp