第16章 ウラオモテ●
「…んっ…あん。」
佐久間さんの手に導かれるまま、ゆっくりと腰を動かした。
汗ばむ肌。
愛液が滲み、クチュクチュと音を立てる。
ベッドに横たわる佐久間さんを見下ろしながら、快感に身悶える。
汗で濡れた黒髪。
時折目を閉じては、余裕の無い表情を浮かべながら甘い息を吐く。
そんな色気のある佐久間さんを、私は今“支配”している…。
心も身体も佐久間さんで満たされていた。
秘部の突起を刺激され、快感は増すばかり。
佐久間さんは腰を突き上げ、私の奥深くへと入り込む。
正直、女の私にとっては避妊具を着けているかいないかなど分からない。
しかし…どうしてだろうか。
佐久間さんと初めて一つになれたような気がした。
たった0.1ミリにも満たない隔たり。
上体を起こし、佐久間さんは私の身体を強く抱き締める。
激しくなる胸の鼓動。
甘く溶けてしまいそう。
痙攣する私の膣内へと、佐久間さんは精液を吐き出す。
その白濁色の生温かな精液は私の膣内から溢れ、佐久間さんの脚を伝い、シーツへと染みを作った。