• テキストサイズ

【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第16章 ウラオモテ●


「良い子。」



佐久間さんは嬉しそうに顔をクシャクシャにさせながら、私の唇に優しいキスをくれた。



そんな事をされたら…私は何でもしてしまいたくなる。



佐久間さんの背中へと腕を回し、キスをせがむ。

すぐさま佐久間さんは私の唇へと口付け、髪を撫でてくれた。

髪の毛から伝わる佐久間さんの指先の熱。



急いで作ったカレーライスの事など忘れてしまうほど、私は夢中で佐久間さんの唇を求め続けた。



「…舌、出して。」

「え?」

「こうやって。」



唇を離し、佐久間さんは小さく開いた口から舌を覗かせた。

その表情があまりにも可愛いかったが、私は佐久間さんの言う通りに舌を差し出す。



「可愛い。」



佐久間さんはフフッと優しく笑うと、私の舌を吸い上げるように口内へと含んだ。

佐久間さんは口の中で、私の舌へと熱い抱擁を繰り返す。

こんなにも感じてしまうキスは初めてだ。

目眩がしてしまいそうなほどの感じるキス。



佐久間さんとはもう何度も唇を重ね合わせているはずなのに、未だ新鮮な気持ちで胸がキュッと苦しくなってしまう。



ずっとこのまま…佐久間さんの唇を感じていたい。

これ以上の至福の味を、私は知らない。






/ 768ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp