• テキストサイズ

【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第16章 ウラオモテ●


こんな事ならば、せめて買ったばかりの下着を身に付けていたかった。



白いYシャツに膝丈のタイトスカート。

肌色のストッキング…。

仕事を終え、急いで材料を買いに行き、着替えもせずにカレーを作っていた。



ベッドに寝そべる私の白いシャツからは、薄いオレンジ色の下着が透けて見えているだろう。



「…嫌ならやめるけど?」



私の身体に覆い被さり、そう首を傾げる佐久間さんは魔性だと思う。



唇を触れ合わせようと思えば、触れ合わせる事が出来る距離。

顔に息がかかるだけで、私の腰はいやらしく疼き出す。



嫌なはずなどない。



ずっと…こうなる事を望んでいたのだ。



佐久間さんが父親なのではないかと胸を痛めた日々。

身体が…心が佐久間さんを強く拒絶した。

それでも、私は心の奥底で佐久間さんを求め続けていた。



佐久間さんに触れられたい。

佐久間さんに触れたい。



出会ったあの日から…私はずっと佐久間さんが欲しかった。






/ 768ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp