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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第14章 正しい答え


その時だった。



携帯電話が鳴り出した。



波音に混じり、聞き慣れた電子音が砂浜に響く。

手の中でブルブルと震え出す携帯電話。



その画面は、佐久間さんからの着信を伝えていた。



急いで通話ボタンを押す。



「佐久間さん!?」



とっさに出た言葉は震えていた。



まるで私の気持ちが届いていたかのよう。

嬉しさで涙が滲む。



遠く離れた地で、私達はこうして再びつながる事が出来た。



佐久間さんが実の父親であるという事を知り、マンションを飛び出したあの日から47日が経っていた。






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