• テキストサイズ

【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第13章 夢の続きを話そう


「橘先生は何か勘違いしていらっしゃるようですが、どちらかと言えば僕は“被害者”です。」

「…被害者?」

「小松さんの恋愛感情など、ただの女子高生の“疑似恋愛”にしかすぎない。

その相手にたまたま僕が選ばれてしまった。
それだけの事です。」



自分はあくまで“受け身”であったという事を主張する村瀬先生に怒りがこみ上げた。

チラチラと窓の外を見ながらアイスコーヒーを飲むのは、仕事を終えた婚約者が現れないかと気にしているのか。

時刻はすでに4時をまわっているが、今は婚約者などどうだって良い。



彼女を蔑む発言だけは絶対に許さない。



私はとっさにテーブルの上に置かれたグラスを手に取り、村瀬先生の顔を目掛けてアイスコーヒーをかけた。



氷が散らばる音。

店内にいた誰もがこちらを見る。

頭からアイスコーヒーを浴びた村瀬先生は、軽く舌打ちをしながらメガネを外した。



「…何をするんですか。」






/ 768ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp