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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第2章 高校教師


「それにしても、ずいぶん古い所に住んでるんだね。
高校の先生ならもっと良い所に住めるでしょ?」

「大学生の時からここで暮らしているんです。」



地元の高校を卒業し、大学進学のために上京した私は、この築30年以上の古びたアパートを選んだ。

学校から近いわけでもなく、最寄りの駅からも離れたアパート。

「女の子の一人暮らしは心配だから…。」と、母はせめてオートロックの物件にしてほしいと何度も言っていたが、私はここを気に入ってしまった。



気に入った理由は一つ。

家賃が安かった事だ。

確かに建物自体は古さを感じたが、1DKの広さは一人暮らしには十分過ぎる。

そのせいか、大学卒業後も特に不便さを感じず、このアパートに住み続けている。

これからも、ここに住み続けるだろう。

結婚でもすれば…と以前は思っていたが、その可能性は0に等しい。







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