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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第13章 夢の続きを話そう


「村瀬先生、私はあなた達の関係を小松さんから聞いています。
なので、とぼけずに本当の事を教えて下さい。

彼女は今、とても苦しんでいます。

村瀬先生側から見た話を、全て私に話してはもらえないでしょうか?」



村瀬先生は深くため息をつくと、腕時計をチラリと見た。

婚約者との待ち合わせの時間を気にしているのだろう。

なんとか婚約者の退勤時間には終わらせたい様子だ。

こうなれば、私もだらだらと彼女達の馴れ初めを聞いている時間は無い。



どちらから誘ったのか。

彼女の事は遊びだったのか。

そして、彼女との関係にどう決着をつけるつもりなのか。



第三者が首を突っ込むなと言われればそれまでだが、私は彼女が可愛い。



可愛いくて可愛いくて仕方ない。

そんな彼女を苦しめる元凶となった村瀬先生。

この男には、全てを明らかににする義務がある。

この男がいなければ、彼女は…小松さんはあんなにも苦しまずにすんだ。

少なくとも、どこにでもいる普通の女子高校生でいられたはずなのだ。






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