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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第2章 高校教師


「あの、今日は仕事…とかは大丈夫だったんですか?」

変な聞き方になってしまったが、私が知りたいのはそこだ。

以前住んでいた部屋であろうが、目を覚ましたら出て行くのが当然だろう。

身なりはきちんとしているが、肩まであるウェーブのかかった黒髪に口元の髭、男がどんな仕事をしているのかが気になった。

職業で相手を判断する…というわけではないが、やはり相手がどんな人物かを知るには大事な材料の1つだ。



「今日は…これから打ち合わせがあるんだけど。
起きたのが夕方だったし、ここから向かった方が近いから。」

「お仕事って…」



男は少し戸惑った表情を浮かべた。

余計な質問だっただろうか。

さすがに立ち入りすぎたかもしれない。

気を悪くさせてしまったか…。



しかし男は少し考える素振りをし、口を開いた。



「美容師だよ。」

「…美容師?」

「そう、美容師。」






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