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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第2章 高校教師


薄暗いキッチンの横を通りすぎようとしたその時だった。

突然バスルームのドアが開いた。

私は驚き、思わず小さな悲鳴をあげる。

逃げ出すべきか、とどまるべきか…そうこう考えているうちに、ドアの奥から男が姿を現した。



「おかえり。」

濡れた髪をタオルでクシャクシャと拭きながら、男はそう言った。

私を見ても特に戸惑う様子もなく、まるで恋人の家にでも泊まったかのような振る舞い。

ただ呆然と立ち尽くしている私を男はじっと見つめている。

どう対応するべきか…考えれば考えるほど、このおかしな状況から逃げ出したくなった。



「した?」

男はそう口を開いた。

その意味が分からず、私は首をかしげる。

「昨日した?」

少し舌足らずで穏やかな口調。

男のその口調から、私に敵意を持っているようには感じなかった。



「“した”って何をですか?」

「セックス。」






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