第10章 まばたき●
「何見てるの?」
「…綺麗だなと思って。」
寝室から戻ってきた佐久間さんとそう言葉を交わす。
これから再び始まるであろう甘い甘い一時。
こうしてベッド意外で抱き合うのは初めてだ。
例えソファーの上であろうとも、気持ちが良い事に変わりはない。
ソファーに腰を下ろした佐久間さんの手から避妊具を受け取る。
再び佐久間さんの硬く起き上がった陰茎を口に含ませ、袋を開けた。
スルスルと手早く避妊具を被せていく。
右手を使い根元を擦ると、佐久間さんのモノはより一層大きさを増した。
次の瞬間、突然佐久間さんは私の身体を抱き上げた。
慌てて佐久間さんの首へと腕を回す。
戸惑う私に構わず、佐久間さんはソファーから立ち上がると窓際へ向かった。
「…佐久間さん?」
「本当に綺麗だね。」
「あの…降ろしてください…。」
「近くで見たいでしょ?」