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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第10章 まばたき●


「…手でして。」



そうささやきながら、佐久間さんは繋いだ手を自身の陰茎へと添わせた。

唾液の絡まる熱い陰茎を右手で握る。

先端を口に含ませながら、佐久間さんに言われるがまま上下へと手を滑らせた。



「…上手だよ。」



息を吐くかのような艶のある声。

その声につられ、私の口からも思わず声が漏れる。

髪を優しく撫でられながら、佐久間さんの熱く硬い陰茎を愛撫し続けた。



いつも受け身であった私のセックス。

そんな私は今…全ての主導権を握っているかのようだ。



こうして佐久間さんの“感じている顔”をずっと眺めていたい。

忘れる事がないよう、佐久間さんの匂いを…味を覚えたい。

私の身体に、佐久間さんを染み付けたい。

佐久間さんは私だけの物。

そして、私も…佐久間さんだけの物。



「…ごめん、イキそう。」



そう言いいながら、佐久間さんは私の頬を両手で包み込み、口を離すよう促した。






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