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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第2章 高校教師


来週、彼女は学校に来るだろうか。

バスを降り、アパートまでの道のりを歩く。



このまま欠席が続けば、間違いなく進級は出来なくなる。

もし彼女が退学を選ぶのであれば、教師である私に出来る事は何もないだろう。

しかし、在学の道を選ぶのであれば、彼女にしてあげられる事はあるはずだ。

生徒にタバコをねだる教師に心を開いてくれるかは謎だが、何とか彼女が進級出来るようにはしてやりたい。



しかし…

答えを出すのは彼女自身だ。

私が考えても仕方がない。

とりあえずは月曜日。

彼女が学校に来るかどうかだ。



アパートに着いた頃、辺りは夕闇に包まれはじめていた。

ぼんやりとしながら、2階へと続く階段を上る。

普段の自分からは想像も出来ない行動をしたせいなのか、身体はだるく足どりは重い。

“普段の自分からは想像も出来ない行動”と言えば、昨日の夜もそうだった。

見ず知らずの男を部屋にあげて泊まらせた。

男はきちんと帰るべき場所へ帰っただろうか…そんな事を考えながら、鞄の中から部屋の鍵を取り出した。






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