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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第9章 甘い嘘●


頬を両手で包まれ、何度も何度もキスをされた。

佐久間さんのお腹の上で眠っていたコロは、いつの間にかいなくなっていた。

舌を絡め合い、唇を重ね合う。

いつになく激しい佐久間さんの口付けに目眩がする。



“どこにも行かないでよ”



そんな事を言う人だとは思っていなかった。

いつもマイペースでつかみ所が無い佐久間さん。



そんな佐久間さんは、荒々しい手つきで私の服を脱がしていく。



戸惑いは無い。



早く佐久間さんと一つになりたかった。

クチュクチュと唾液の絡まる音が欲情を誘う。

シャツからのぞく火照った肌を、佐久間さんの手が撫でていく。

触れられた場所が更に熱を帯びる。



「…優しく出来なくてごめん。」



佐久間さんはそう言うとソファーから起き上がり、私の身体を抱き上げた。






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