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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第9章 甘い嘘●


高杉さんが誠実…。

そんなイメージは一切ない。

私にとっての高杉さんは、ただの下品な人だ。



「高杉さんは音楽にもファンにも誠実なの。
だからスキャンダルも少ないし、女性がらみのプライベートを絶対明かさない。
アイドルじゃないんだから別に良いんだけど、本人は気を付けてるんじゃないのかな?」

「でもさ、まなみん。
うちらがまだ中学生の時に“倉田理子”と噂になった事あったよね?」

「それはただ雑誌のインタビューで高杉さんが倉田理子のファンだって言っただけの話じゃない?

ドラマの主題歌を歌ってたからでしょ、きっと。」



“倉田理子”

思わず飛び出したビッグネームにただただ驚く。

二人が中学生の頃…という事は私はまだ1歳か2歳…だろうか。



そんな頃から二人はアイヴィーを見ていたのか。




ずいぶんと出遅れた感じはあるが、私ももっとアイヴィーの事を知りたいと思う。



the IVYというバンドのストーリーを。



インターネットに転がっていた言葉などではなく、長年アイヴィーを見てきたファンのリアルな言葉で聞きたいのだ。






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