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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第9章 甘い嘘●


「村瀬先生から直接聞いたの。」

「…直接って。」

「村瀬先生、何でも教えてくれるから。

“あの人”の話も“あの人”の職場も、全部村瀬先生が教えてくれた。」



唖然としてしまった。

生徒と関係を持つ教師もどうかと思っていたが、自分に婚約者がいる事、そして婚約者の職場まで包み隠さず話すなど考えられない。

もともと村瀬先生とはあまり関わりはなかったが、大人しく真面目な印象を持っていた。



その本性は生徒をたぶらかす悪魔だった。



一体彼女はそんな男のどこに惹かれたのか。

私には全く理解出来ない事だらけだ。



「一度、聞いた事があるんだ。
私と“あの人”…どっちが大事か。」

「…うん。」

「そしたら村瀬先生、何て言ったと思う?」

「…何て?」

「“どっちも大事”だって。」






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