• テキストサイズ

【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第9章 甘い嘘●


「これからさ…」そう言いかけた時だった。

彼女がふぅとため息をつきながら「先生暇なの?」と無愛想に聞いてきた。



「暇…ではないけど、小松さんと少し話をしたいなと思う。」

「マジで?」

「うん。嫌?」

「じゃあ、ちょっと付き合ってよ。」



彼女は私の腕を強引に掴み、足早にどこかへと向かう。

一体どこへ連れていくつもりか。

人混みの中をかき分けるように腕を引かれ歩く。



しかし、こうして二人の時間を与えられたのだから、しっかりと向き合いたい。



私はやはり彼女が可愛い。

決して彼女の恋を…彼女自身を否定したかったわけではない。

それだけは伝えたい。



「どこに行くの?」

「黙ってついて来て。」



彼女が向かった先…それは道路沿いにあるカフェだった。






/ 768ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp