第8章 身体の関係●
佐久間さんの舌先が肌をなぞるように胸へと移動する。
乳首を優しく噛まれ、思わず佐久間さんの頬を両手で包んでしまった。
…もっとして欲しい。
そう訴えるような顔は、佐久間さんの目にどう映ったのだろう。
口の中で乳首を愛撫しながら、佐久間さんはもう片方の胸を揉みしだいた。
「…ぁんっ。」
恥ずかしさなど、もうどこかへ行ってしまったようだ。
自分の口からこんなにも淫らな声が出るのかと驚いた。
腰がうずき、秘部が濡れ初めている事に気付く。
佐久間さんの手が徐々に下へと降りてくる。
ショーツの隙間を這って、佐久間さんの指が秘部へと入り込んできた。
「あっ…ん。」
大きくのけぞった私に、佐久間さんは「嫌?」と首をかしげるが、そんなはずがない。
もっと触れて欲しい。
言葉には出来ないが、佐久間さんの艶のある黒髪を優しく撫でた。