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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第2章 高校教師


鍵を掛けずに飛び出した私が悪かったのだろうか…。

見ず知らずの男は私の部屋で寝息を立てはじめていた。

狭い1DKの部屋に2人きり。

時計を見ると午前2時半を少し過ぎた所だった。



動揺する私の心とは裏腹に、気持ち良さそうに眠る男。

ローテーブルの横でうつ伏せになりながら、すやすやと寝息を立てている。

隣の部屋…202号室と間違えたのだろうか。

それとも、そのまた隣の部屋か。

いずれにせよ、男の目的の部屋は私の部屋などではないはずだ。



「あなたのお知り合いの方が私の部屋で寝てしまっているので、迎えに来ていただけますか?」と、一部屋ずつ聞いてまわろうか…。

いや、さすがにこんな時間では非常識だ。

外から見た限り、隣の3部屋はいずれも電気が消えていた。

チャイムを鳴らす事自体、迷惑だろう。



私は男の横にしゃがみ込む。

部屋の明かりにに照らされる男の顔。

整った顔立ちではあるが、私よりもずいぶん年上に見える。

30代後半…もしくは40代。

男性は苦手だったが、不思議と男に不快感はなかった。






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