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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第2章 高校教師


「何号室ですか?」

2階へとたどり着いた私は、男の横顔をのぞきながらそうたずねた。

狭い通路に並んだ部屋のドア。

私が住む201号室の奥には202号室、203号室、205号室の3部屋がある。

その3部屋のいずれかが目的の部屋だろう。

壁を伝いながらゆっくりと通路を進んでいく。

男のか細い声が再び耳元で聞こえてきた。



「………ありがとうございました。
もう、ここで結構です。」

「え?」

「…この部屋です。」

「いえ、ここは…。」



男は私の手を振りほどく。

壁にもたれかかったと思った次の瞬間、部屋のドアを勢いよく開けた。

そこは201号室。

私の住む部屋だ。



「すいません。ここは私の部屋です。」

「…いえ、もう大丈夫ですから。」



部屋へと入っていく男の腕を掴む。

しかし、男はそんな私の手をすり抜け、倒れ込むように部屋の中へと入っていってしまった。






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