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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第8章 身体の関係●


今まで考えた事もなかった。

私の毎日の化粧はファンデーションを塗り、気が向けば口紅を塗る程度だ。

はたしてそれが化粧と呼べるのかも分からない。

そもそも化粧など学校の必須科目ではなかった。

何をどこに使っていいのかも分からない。

目を丸くさせている私の顔を見て、愛美先生は楽しそうに微笑んだ。



「アイライン、引いた事ある?」

「…アイライン?」

「大人の女性はアイラインがマストだよ。

あと、眉毛も顔の印象が変わりやすいし、流行にも左右されやすいからお手入れは大切。

むしろファンデーションをもっと薄くしてポイントメイクを強化した方が良いよ。

橘先生はまだ若いから肌綺麗なんだし。」



マニキュアを塗り終えた愛美先生は、鏡台からメイクボックスを取り出す。

一体何をするつもりなのだろう。

愛美先生は私の正面へ座ると、突然手鏡を手渡してきた。



「これが今の橘先生の顔。

これから生まれ変わらせてあげるから。」



そう言って愛美先生は私の顔に化粧を施してくれた。






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