• テキストサイズ

【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第8章 身体の関係●


私の根本にあるのは圧倒的な自信の無さだ。

他人に勝る物など何一つ無い。

顔が綺麗な訳でもなければスタイルが良い訳でもない。

根暗な性格で笑顔も少ない。

消極的になってしまうのは、もはや私の“特技”になりつつある。



「今日は私だって忙しいんだからね。」

「これから…出掛けるんですか?」

「出掛けるのは明日。
デートする事になったの。
この前話した“好きな人”と。

だから今日はその準備をしたいの。
服だって決めたいし、パックもしなきゃ。」



声を弾ませる愛美先生がキラキラと輝いて見えた。

誰からも愛される素敵な大人の女性。

そんな愛美先生の嬉しい報告。

卑屈になっていた心が一瞬にして沸き立った。



「何か…嬉しいです。」

「ありがとう。」

「上手くいくと良いですね。」

「えぇ。
もしかしたら橘先生達よりも先に結ばれちゃうかも。」



そう、いたずらに笑う愛美先生につられて私の顔からも笑みがこぼれた。






/ 768ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp