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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第8章 身体の関係●





佐久間さんがお風呂から上がる頃、私はベッドで横になっていた。

ほんのりとお酒に酔い、気分が良い。

これから始まるであろう甘い一時を想像し、身体は熱くなるばかり。

それと同時に不安も込み上げる。



私の身体に幻滅しないだろうか。

不慣れさに気付かれやしないだろうか。

声を出し過ぎて引かれてしまわないだろうか。



お互いに気持ち良く終われるのだろうか…。



バスルームのドアが開く音がした。

間もなくしてドライヤーの音が聴こえてきた。

“その時”は刻一刻と迫っている。



しかし、そんな私を知ってか知らずか、佐久間さんは洗面所から出てくるなりリビングのテレビを付けた。

ニュースでも観ているのだろうか。

なかなか寝室へやって来る気配はない。

天気予報を告げる音声だけが聴こえてくる。

佐久間さんもまた私と同様に緊張しているのだろうか。

ベッドの中、そんな妄想を膨らませていた。






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