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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第8章 身体の関係●


「気負わずにね。
焦らなくても良い事だと思うし。

でも、好きな人とは早く結ばれたいと思うよね。」



愛美先生は、ふぅとため息をつくようにつぶやいた。

少し寂し気な表情が気になった。

こうして今まで愛美先生とは何度も仕事帰りに食事をしてきたが、愛美先生自身の恋愛についてはあまり聞いた事がない。

…何かあったのだろうか?

もしかすると、愛美先生も私と同様に恋愛の事で悩んでいるのだろうか。



「愛美先生はどうなんですか?」

「え?私?」

「はい。あまり聞いた事がないですけど。」

「私は…いるよ。好きな人。」

「そうだったんですか。」

「うん。
でも、忙しくて会えなくてね。
ちょっと寂しい。」



愛美先生は小さく笑った。

会えない寂しさ…。

比べる事ではないが、きっと私よりも愛美先生の方が辛い恋をしているのかもしれない。






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