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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第8章 身体の関係●


確かに愛美先生の言う通りだ。

全てを相手に委ねるような…“受け身”の恋愛をこのまま続けていてはいけない。

私達は恋人なのだから、私にも“コマ”を進める事が出来る。



佐久間さんにその気がないのであれば、私がその気にさせればいいのだ。

しかし、経験の少なさからか“誘い方”など分かるはずもない。

それなのに歳はある程度重ねてしまっているから厄介だ。



「例えば…彼がお休みの前日とかが良いんじゃない?
二人で映画でも観ながら少しお酒を飲んで…。

キスくらいなら橘先生でも出来るでしょ?
あとは成り行きというか…。」



愛美先生は言葉を選びながら、必死にアドバイスをしてくれている。

やはり私とは違う素敵な大人の女性だ。

愛美先生の言うように雰囲気を作るのが大切なのだと思う。



恋愛物の映画でも観れば、少しは雰囲気が出るだろうか。

ワインを飲みながらソファーに座り、コロを撫でながら寄り添い合う。

想像しただけでも顔が赤くなってしまった。






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