• テキストサイズ

【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第8章 身体の関係●


◇◆◇



もし、私が“恋人と身体の関係がないの”と相談を受けたら“きっとあなたの事を大切にしたいと思ってるんじゃない?”と応えるだろう。

しかし、これは私自身の話。

マイペースな佐久間さんと私の話だ。



高杉さんが部屋を後にした直後、佐久間さんは大切そうに紙袋を抱えながら帰って来た。

私が立ち入る事を禁じられている部屋に数分こもり、「お腹が空いた。」と子供のように笑いながらリビングへと現れた。

“どこへ行ってきたんですか?”

そう聞こうと思ったが、佐久間さんの笑顔があまりにも可愛いくて気が引けた。

高杉さんの言葉に影響され、疑うようで嫌だった。



私は佐久間さんを信じている。

お互い恋人である事を確認した今ならば、この先の展開もあるのではないか。

もしかするとそれは今夜かもしれない…。



そんな事を思いながら過ごす事、一週間。

私達の関係は何の進展もなく続いている。






/ 768ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp