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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


おかしいもなにも、教師と生徒がそこまでの関係になっているとは思っていなかった。

いや、彼女が“付き合っている”と言っているのだから、身体の関係があっても当然の事か。

彼女は子供ではない。

中身の未熟さはあれど、身体は成熟した大人だ。



それならば、尚更村瀬先生に恋人がいる事は大きな問題だ。

一体村瀬先生は何を考えているのか…。

彼女を傷付けるような真似は絶対に許さない。

怒りと嫌悪感。

彼女が村瀬先生に惹かれる理由がわからない。



「見つからないようにさ、郊外でデートするんだよね。」

「…うん。」

「最初は寂しいなと思ったけど、今はもう慣れちゃった。」

「…そう。」

「最初は悪い事してるような気がしてドキドキしてたけど。
今は当たり前になっちゃったんだよね。

だからもう罪悪感もない。」

「…罪悪感?」

「そう。
村瀬先生、彼女いるからさ。

よけいに“見つかっちゃ”いけないの。」






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