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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


ソファーでは佐久間さんが毛布にくるまって眠っていた。

お腹の上にはコロを乗せている。

あまりにも穏やかな寝顔。

その寝顔にキュッと胸が締め付けられた。



一体どんな夢を見ているのだろうか。

きっと幸せな夢に違いない。

初めて会ったあの日の朝も、こうして佐久間さんの寝顔を眺めていた。

名前も知らぬ謎の男だった佐久間さん。

それが今では私の恋人だ。



あの日、もし私が佐久間さんを助けていなかったとしたら…この幸せな日々にはたどり着けなかったのだと思う。

偶然という名の必然。

いや、必然という名の偶然か…。

どちらにせよ、互いを引き合わせる何かがあったからこそ、今ここでこうしているのだ。



気持ち良さそうに眠る佐久間さんの横へとしゃがみこむ。

まるで微笑んでいるかのような寝顔。

ずいぶんと年上なのに、可愛いらしく感じてしまう。

愛しい愛しい佐久間さん。



「おはようございます、佐久間さん。」



私は佐久間さんの額へと優しくキスをした。






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