• テキストサイズ

【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


「ねえ、このまましちゃおうか?」

「するわけないじゃないですか。」

「朝は駄目なの?」

「そういう問題じゃないです。」

「サクちゃん起こして三人でする?」

「ふざけないで下さい!!」



リビングのソファーで眠っているであろう佐久間さんに気付かれぬよう小声で話すも、高杉さんのあまりにも常識を欠いた言葉に、思わず大きな声を出してしまった。

こんな所を佐久間さんに見られでもしたら、きっと幻滅させてしまうだろう。

それだけはどうしても避けたい。



こうなったら無理矢理にでも手を離してもらわなければ。

ベッドから起き上がり、私の手を握っている高杉さんの手を強く掴んだ。



「先生、もっと優しくしてよ。」

「あなたに優しくなんて出来ません。」

「怒ってるの?」

「怒ってます。」



高杉さんはしぶしぶ手を離してくれた。

「寂しいなあ~。」と甘えた表情を浮かべながら毛布の中へと潜っていく。

朝から余計なやり取りをし、気分が悪い。



やはり私は高杉さんが苦手だ。






/ 768ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp