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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


話の内容から、二人が学生時代からの友人である事はわかった。

“問題児の高杉さんの横で、優しくはにかみながらフォローする佐久間さん”といった関係が容易に想像出来る。

それはきっと今も変わらないのだろう。

無茶苦茶だと思っていた高杉さんの言動も、佐久間さんが間に入る事で気にならなくなってしまっていた。

“良きパートナー”とでも言うのだろうか。

案外高杉さんは面白い人なのかもしれないとさえ思えた。



「先生って料理上手いんだね。

俺、ちょっと見直しちゃったよ。」



豆乳鍋の鶏団子を頬張りながら、高杉さんは言う。

“先生”と呼ばれる事に多少の気持ち悪さを覚えたが、佐久間さんも私の事を“先生”と呼んでいるのだから当然かと思う。

空いた器に煮えた野菜をよそいながら、小さく「ありがとうございます。」と返した。



「先生の作るカレーも美味しいんだよ。」

「サクちゃん、カレー好きだもんなあ。」

「今日の昼もカレーだった。」

「食べてたね。」






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