• テキストサイズ

【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


高杉さんは完全にこちらのペースを乱してくる。

調子が狂う。

そんな自分自身にも腹が立つ。

早く帰ってもらいたいが、そんな素振りは全くない。

高杉さんは冷蔵庫を開け、中から缶ビールを取り出した。



「明日は久しぶりに休みだからさ。

今日はサクちゃんと飲みたかったんだよね。」



お酒を飲むという事は今日は泊まっていくつもりなのだろうか。

そうは言えども肝心の佐久間さんはまだ帰って来ていない。

こうして二人だけの無意味な時間だけが過ぎていく。



場が持たない。

高杉さんが帰らないと言うのなら、せめて佐久間さんには早く帰って来てほしいと思う。

このまま高杉さんのペースに飲み込まれ続けるのは絶対に嫌だ。



「俺達こう見えて“売れっ子”だから。
忙しいんだ。」

「…そうみたいですね。」

「俺達の“仕事”知ってる?」

「美容師ですよね?」

「そうそう、美容師。」






/ 768ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp