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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


◇◆◇



キッチンに立ち、夕食の支度をしてみるも、頭に浮かぶのは彼女の事ばかりだった。

小松加奈。

愛美先生が言っていた事と、今日彼女が欠席した事とは何か関係があるのだろうか…。

考えれば考えるほど、嫌な方向へと思考は傾く。



今は食事を作る事だけに集中しよう。

そう思い、土鍋へと切った野菜を並べていく。

佐久間さんからはもうすぐ帰ると連絡がきた。

今日は簡単な鍋料理。

寒さが厳しくなるこの季節、きっと佐久間さんも喜んでくれるだろう。



足元ではコロが美味しそうにキャットフードを頬張っていた。

「もうすぐ佐久間さんが帰って来るからね。」

そう話しかけるが、コロはいつものようにキャットフードを食べ続ける。



鍋を火にかけ、時計を見ると午後8時。

遅めの夕食ではあるが、佐久間さんと過ごす事が出来る唯一の時間。

今日は何を話そうか。

相変わらず、胸のときめきは今も続いていた。






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