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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


「村瀬先生の彼女って…。」

「私、見たんだよね。
村瀬先生と彼女さんがデートしてる所。」

「友達…じゃなくてですか?」

「うん。
私、挨拶したよ。
そしたら村瀬先生が“彼女”だって。」

「村瀬先生がそう言ったんですか?」

「大学生の頃から付き合ってるって言ってた。

もう婚約もしてるらしいよ。
あ、これは去年の忘年会での席で聞いたんだけどね。」



嘘であってほしい話。

しかし、愛美先生が嘘をついているようには思えなかった。

村瀬先生には恋人がいる。

彼女はこの事を知っているのだろうか。

小松加奈。

彼女が“学校を辞めない理由”と言っていた村瀬先生。

その村瀬先生には恋人がいた。



という事は…彼女が嘘を言っていたのか。

いや、彼女は嘘をつけるタイプではない。

だとすると、村瀬先生が二股を…

そんな事は考えたくないが、愛美先生の話、そして彼女の話を要約するとそういう事になる。



「どうかした?」

「いえ…。」






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