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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


いれたてのコーヒーを手渡す。

愛美先生はそれを受け取ると、いつものように椅子へと腰かけた。

いつになく真剣な表情。

彼女の事が心配でたまらないのだろう。

それは私も同じ事。

私達の中で、彼女はとても大きな存在になっていた。



「村瀬先生、今日は寝不足みたい。」



愛美先生は突然そうポツリとつぶやいた。

“村瀬先生”

その言葉に心がひどく動揺する。

愛美先生は彼女と村瀬先生の関係を知っているのだろうか。

私の知らないうちに彼女が打ち明けたのだろうか。



平静を装い、私は愛美先生の向かい側に座った。

コーヒーを一口飲み、愛美先生の言葉を待つ。

正直、彼女のいない所でこんな話はしたくなかった。

まるで陰口。

私は彼女が可愛い。

彼女の恋を、私は陰ながら見守りたいと思う。



「小松さん、時々職員室に来るじゃない。」

「…そうなんですか。」






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