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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


◇◆◇



「“大切”って言う事は“付き合ってる”って事でよろしいですか?」

そんな理詰めにするような事は聞けなかった。



あの日、私達はいつものように食事をし、同じベッドで眠りについた。

朝目覚めると、佐久間さんは気持ち良さそうな寝顔を浮かべながら、私の左手を握っていた。



“俺は先生が大切”



“好き”でもなければ“愛してる”でもない。

“大切”という言葉を選んだ真意…。

嬉しかったはずの佐久間さんの言葉は、私の中で新たな疑問符を生み出していた。



保健室のドアが開く。

愛美先生がお手洗いから帰って来たようだ。

佐久間さんとの出来事を愛美先生にはまだ話してはいない。

きっと、また心配事を増やしてしまう気がした。



愛美先生は保健室のドアを閉めるなり、曇った表情を浮かべる。

「今日…小松さん、欠席してるみたいなの。

何か知ってる?」

「いえ…。」

「そう。

このところ順調に登校してたから、何かあったのかな?」






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