• テキストサイズ

【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


“ここに住めば?”

そう佐久間さんから提案されてから、自分なりに考えてはいた。

セカンドハウス。

そう佐久間さんは言っていたが、男性と暮らすという事に変わりはない。

佐久間さんへの想いに迷いはないのだから、本当であれば「はい、すぐにでも。」とうなずきたいところだ。

しかし、今の私達の曖昧な関係ではどこか不安がつきまとう。

やはり確かな“何か”が欲しい。

私達は“恋人”。

そう安心出来る確かな関係が欲しいのだ。



「そうですね…」と話を濁す。

しかし、そんな私にも佐久間さんは屈託のない笑顔を見せた。



「引っ越し業者なら俺が手配するよ。」

「いえ…そんな。」

「ここで暮らすのは嫌?」

「そういう訳ではないですけど…」

「顔が“嫌だ”って言ってる。」

「嫌ではないです。」

「じゃあ、何か問題でも?」

「それは…」






/ 768ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp