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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


男は私の事などお構い無しにタバコを吹かし続ける。

渋く色気のある横顔。

その横顔に、私はうかつにも見惚れてしまっていた。



「ねぇ、サクちゃんとはしたの?」

「え?」

「した?」

「何をですか?」

「セックスに決まってんじゃん。」

「してないですよ!!」



一体何を言い出すのか。

驚きと同時に、怒りにも似た感情がわく。

見ず知らずの男と話すような話題ではない。

しかし、男が佐久間さんの“彼氏”と言っているのだから気になるのは当然の事なのだろうか。



「隣、座りなよ。」

「いえ、結構です…。」

「少し話そう。」

「…話なら、ここで聞きます。」

「つまんないなぁ。」

「え?」

「つまんない娘だなって。」

「そんな言い方…」

「さっきのは冗談だよ。」

「さっきのって…」

「俺はサクちゃんの彼氏なんかじゃないよ。

ただの“友達”。」






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