• テキストサイズ

【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


「俺はサクちゃんの彼氏。」



そう言いながら、男は不適な笑みを浮かべた。

私は男の言葉の意味が分からず、ただただ困惑するばかりだ。



“サクちゃんの彼氏”



という事は…佐久間さんは男性が好きという事なのだろうか…。

この男が佐久間さんの恋人…。



「君は?サクちゃんの“ファン”?」

「…“ファン”?」

「違うの?」

「ち…違います。」

「じゃあ何?」

「何って…」



それは私が聞きたいくらいだ。

私と佐久間さんの関係。

恋人でもなければ友人と言うのもどこか違和感がある。



「サクちゃん、猫飼い始めたって言ってたけど、君の事?」

「私は猫じゃありません。」

「サクちゃんなら明日まで帰らないよ。

今頃名古屋。」

「…知ってます。」



男はソファーへ座ると、ジャケットのポケットからタバコを取り出した。






/ 768ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp