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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


その時、玄関のドアが開く音がした。

パタンとドアはしまり、誰かが部屋の中へと入ってきたようだ。

佐久間さんが帰って来たのだろうか。

自然と胸の鼓動は早まる。



忘れ物でもしたのだろう。

私は慌ててリビングへと向かった。



「佐久間さん?」



しかし、そう呼び掛けた先に立っていたのは、見知らぬ長身の男だった。



明るい髪色。

まるで海外のモデルかと思わせるほどのスタイル。

手足は長く、顔は小さい。

歳は佐久間さんと同じく40代前半といったところだろうか。

年相応ながらも整った顔は、思わず息をのむほどの圧倒的な美しさがあった。



「…あっ。」

戸惑う私に、男は不思議そうに首をかしげる。



「…誰?」

「…あなたこそ…誰ですか?」



私の問いかけに、男はなぜか少し驚いた表情を浮かべた。

そして、すぐさま考えるような素振りをし始める。

佐久間さんの友人…だろうか。

留守を預かっているのだから、私にはきちんと確認をする義務がある。






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