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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


「コロに会えなくなるのは寂しいな。」

佐久間さんはそうつぶやきながらコロを抱き上げた。



寂しいのは私の方だ。

片時も離れたくはない…そう強く思う。



「お土産楽しみにしててね。」

「あ…はい。」

「先生がいてくれて良かったよ。」

「…え?」

「誰かが家で待っててくれるって、嬉しいもんだよ。」



顔をクシャクシャにして笑う佐久間さんに、また胸を締め付けられる。

佐久間さんの気持ちを知りたい。

そう思ってしまうのは愚かな事だろうか。



「…佐久間さん。」

「ん?」

「いえ…何でもないです。

すぐ、作りますね。」

「うん。いつもありがとう。」



あまりにも可愛いらしい笑顔に、私は何も言えなくなってしまう。

“私達の関係って恋人ですか?”

そう聞きかけた言葉を飲み込み、私は食事の支度を続けた。






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