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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第2章 高校教師


男はただの酔っ払い。

いずれ目が覚めるだろう。

そうと分かれば関わらないに超したことはないと、私はコンビニへ向かう。

何と人騒がせな男だろう。

きっと吐き気を催した酔っ払いがアパートの敷地内で休んでいたに違いない。

現に近くの公園では、酔っ払った大学生がベンチで寝ている姿をよく目撃していた。



コンビニで水を買う。

1リットルの水を2本。

そして、500ミリリットルの水を1本。



アパートに戻ると、そこにはまだ膝を抱えてうずくまる男の姿があった。

一体いつからそこにいるのだろう。

買ってきた500ミリリットルの水を男の足元へ置く。

これ以上男に関わるつもりはなかったが、この男にどこか同情してしまったのだと思う。

ここまで酒に溺れたくなる気持ちが、分からなくもなかったからだ。






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