• テキストサイズ

【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


「美容師なんだったら、お店に行ってみたら?」

「そんな事…。」

「いいじゃない?
お仕事中の彼の姿、見たくない?」

「それは…見てみたいですけど。」

「“来ちゃった”って笑顔で行くの。」

「きっと、忙しいと思うんです。」

「目的は髪をカットしてもらう事じゃなく、彼が本当に美容師かどうかだから。

忙しかったら適当に理由つけて帰ってくればいいんだよ。」

「そんな興信所みたいな事…。」

「もしかして、本当はホストだったりして。」



満面な笑みを浮かべながら、愛美先生はそう言った。

美容師ではなくホスト…。

そう言われると、佐久間さんはどちらと言えばホストに見えるかもしれない。



それでも、佐久間さんを疑う気にはなれなかった。

彼が“美容師”だと言っているのだから、私はそれを信じている。

愛美先生の意見は一理あるが、佐久間さんは都会の売れっ子美容師であり、経営者だ。

決してホストなどではない。






/ 768ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp