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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第7章 想い


「何?面白そうな話してるじゃない?」

と、愛美先生が保健室へ戻って来た。




「私にも教えてよ。
橘先生の“好きな人”の話。」

「いえ、なんでもないですよ。」

「私だって知りたいよ。」

「愛美先生には…」

「私には?私には知られたくない話?」



そういう訳ではないが、いかにも恋愛経験の多そうな愛美先生にするような話ではない。

二人に注目され、思わず顔が赤くなる。

どうにかして話題をすり替えたいが、残念な事に私にはそんな話術などない。

どうしても隠し通したいという訳ではないが、もし伝えるのなら、やはり愛美先生には後からきちんと話したい。



「後からお話しします。」

そう言いかけた時だった。



「橘先生にだってプライベートがあるんですから、あまり詮索しないであげてもらえます?」

彼女がそうピシャリと言ってのけた。






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