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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第6章 距離感


「俺は泊まっていってもらっても構わないよ。
俺も先生の家に泊まったしね。」

「あれは…。」

「コロもその方が良いと思うよね?」



佐久間さんに撫でられ、コロはゴロゴロと喉を鳴らしている。

確かに佐久間さんは私の家に泊まった事がある。

しかし、それは止むに止まれぬ状況であったからだ。

恋人でもない男性の家に泊まるなど、私には考えられない。



「…タクシーで帰ります。」

「タクシーで帰るには遠いよ。
車で送ってあげたい所だけど、お酒飲んじゃってるから無理なんだ。」


佐久間さんの言う通り、タクシーで帰るには距離がありすぎる。

一体いくらかかるのだろう。



「泊まっていきなよ。
俺はソファーで寝るからさ。」



先ほどの笑顔が嘘のように、突然佐久間さんは真剣な顔つきでそう言った。






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