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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第6章 距離感


◇◆◇



愛美先生がお土産だと言ってくれたのは、昨日佐久間さんが冷蔵庫にしまっていた物と同じ明太子だった。



「これが一番美味しいんだって。」

「福岡…ですか?」

「そう。他の先生達には内緒ね。
思いきって行って来たの。
楽しかった~。」


「観光…ですか?」

「ふふっ、それは秘密。
恥ずかしいじゃない。」



昼休みの保健室。

わずかに頬を赤くする愛美先生を見て、恋人とのデートであった事を確信した。

それにしても佐久間さんといい、愛美先生といい、福岡に何があるのだろう。

有名な観光スポットでのイベントでもあったのだろうか。



「橘先生はさ、旅行とか行かないの?」

「…あまり行かないですね。」

「そうなんだ。」



愛美先生はいつものようにコーヒーを2つとココアをいれてくれた。






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