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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中
第6章 距離感
保健室のドアが開く。
いつものように彼女はやってきた。
小松加奈。
彼女は私の顔を見ると、フッと笑う。
それが、どういう意味なのかすぐに理解出来た。
“好きな人がいる”
そう彼女に打ち明けた事に対してだろう。
秘密の共有。
それはやはり、どこか妙なくすぐったさがあった。
「何?二人ともニヤニヤして。」
愛美先生が笑う。
「何でもないです。」
そうぶっきらぼうに彼女は言った。
いつも通りの昼休み。
しかし、私の心はどこか浮き足立っていた。
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