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【年上の男】 R18 ※加筆&修正中

第6章 距離感


◇◆◇



「私も昨日観たよ。“倉田理子”のでしょ?」

彼女はそう言いながらパンを頬張る。

「もう一人の女優って、名前なんだっけ?」

「“神田美咲”。」

「そうそう、“神田美咲”。
二人とも綺麗だった。来週も観たいくらい。」

「先生ってドラマとか観るんだ?」

「昨日はたまたま観たの。」



昼休みの保健室、二人で昼食をとる。

愛美先生がいないせいか、今日の彼女はわりとよく喋ってくれた。



「ねぇ、愛美先生どこ行ったの?」

「聞いてない。」

「聞いてないって、“友達”なんじゃないの?」

「今回は知らないよ。
それに、私達は友達じゃなくて同僚。」

「ふーん。」



昨日から二日間、愛美先生は有給休暇を使っている。

どこへ行っているのかは私も知らない。



「彼氏と旅行かな?」

彼女はそう笑う。

愛美先生に彼氏がいるとは聞いた事がない。






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