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オレの彼女が宇宙でいちばん

第2章 何でそんなに可愛いんだ


 オレは桃浜の頬にチュッとキスを落とした。桃浜が嬉しそうに微笑む。スタッフロールを流し続けるDVDを停止して、オレはさらにキスを続けた。ついばむように、軽く触れるだけのキスを何度も何度も繰り返す。くすぐったい、と桃浜は笑う。ああもう、我慢できない。

 桃浜の胸を、服の上から揉んだ。彼女はピクリと反応する。
「ちょっと…もう?まだ夕方にもなってないよ」
「別にいいじゃないか、昼だろうが夜だろうが」
「まあ、そうかもしれないけど…でも」
 くどくどと何事か言い続ける桃浜の言葉を無視して、彼女の腰に手を回し、ベッドまで連行した。小さな身体を優しく寝かせるとその上に覆いかぶさって、耳だの、まぶただの、鼻だのにキスの雨を降らせる。桃浜はまたくすぐったそうに笑った。
 それ以上嫌がる様子もないので、オレは再び桃浜の胸に手をやって揉みはじめた。

「ん…もう。仕方ないなあ、伊豆くんは…」
 そう言う桃浜の声は、すでに熱を帯び始めているように感じられた。ああ、その声も本当に可愛い。
「桃浜…脱がせるぞ」
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