第3章 一番星みつけた
オレは桃浜の肩に手をかけ、彼女の顔を覗き込んだ。
「幻滅なんて、するはずないだろ」
桃浜の顔を真っ直ぐに見据えてオレはささやく。
「桃浜は明るくて、素直で、親切で、仕事もできて、笑顔がとびきり可愛くて…。あ、でもなーちょっと神経質だし、それに頑固だな!」
「ちょっと!やっぱりそんな風に思ってたんだ!」
オレが茶化すように笑うと、桃浜もつられて笑った。やっぱり桃浜の笑顔は可愛い。その顔がオレを幸せにしてくれるんだ。彼女がオレを幸せにしてくれる分、オレだって彼女を幸せにしてやらないとな。そう思って、オレはオレの全力の笑顔を彼女に向けた。
「そんな桃浜が、世界一、地球一、いや宇宙でいっちばん!オレは大好きだぞ!!!」
オレはギュウっと桃浜の体を抱きしめた。桃浜もそっとオレの体を抱き返してくれた。
やっぱりホントに、オレの彼女は、宇宙で一番可愛いのだ!